■ハム局免許状の更新(再免許)はこのように行われています
アマチュア局のみならず、船舶・航空・宇宙・一般地上業務局などの免許詳細が一目瞭然▼
【ACMAが一般公開している無線局オンライン検索データベース】
 

VKハム局ライセンスの期限切れ6〜4週間前にACMA(日本の総合通信局に相当する役割も担っている行政機関)から以下のような更新通知書が登録してある住所に郵送されてきます。通常の更新手続きでしたら、別途に更新(再免許)申請書を用意したり、この用紙に何か記入したり署名する必要はありません。用意された支払い方法オプションから好きな方法を選んで、支払い期限に間に合うように再免許料金を支払うだけで更新手続きは完了します。

この更新通知書は『廃局届』や『変更届』も兼ねています。廃局の場合はPAYMENT SLIPの下側チェックボックスにティックして裏面のB欄に氏名を記入・署名の上で料金を同封せずに送ります。常置場所や連絡先住所変更があれば、上側チェックボックスにティックして用紙裏面のA欄に新住所を記載してオンライン支払いをした後、もしくは料金同封で投函するだけで変更手続きは完了します。更新(再免許)や廃局の場合、旧免許状(運用許可証)の返納は必要ありません。

更新通知書が宛て先不明で返送されてしまった場合、免許人が自主的に更新しないと期限日をもってライセンスは自動的に失効、コールサインは有効期限が終了した瞬間に再使用プールに入れられてしまいます。ライセンスをシャックの壁に掲げておくなり、【オンライン免許検索】で自局のライセンス有効期限を忘れないように確認しておきましょう。

万が一、更新期限が迫っているのに更新通知書があらかじめ登録してある郵送先住所に届かない場合は、その旨を1300-850-115(問い合わせ用電話番号:VK国内どこからでも市内通話料金)のオペレータに伝えれば再発行してもらえます。どのコールエリアの窓口でも中央のオンラインデータベースを共有して全国各エリアの開局申請/更新申請/住所変更/免許期限確認などを受け付けていますので便利なシステムです。

免許の更新には、行政側もウッカリ期限切れ無免許運用を防止するためにこのようなサービスをしてくれています。その反面、悪質な無免許運用で摘発でもされようものなら、規定によって最高でVK平均手取り年収位の罰金を課せられる可能性も捨てきれません。

 
特に処理手順がマニュアル化されてアマチュア無線免許関連のベテラン担当官が皆無に近い状態になってしまった最近では、VK資格を持たない外国籍免許人外国(VK以外)住所から更新申請をした場合、更新申請時点で有効な滞在許可証明(ビザ)の再提出を求められたり、更新を拒否されたり、更新不可の1年間ライセンスに変更される恐れがありますのでご注意ください(VK国内住所の場合は、海外在住とバレなければ問題は少ない様子です)。
 
Applying for a Licence
In most cases, Australian Amateur licences are issued for the period of an overseas Amateur's stay in Australia, as noted on the person's visa.


ここらあたりが、更新不可の運用許可発行(建前=In most cases)の根拠らしいです。更新時点において有効な長期駐在員ビザもしくは卒業に1年以上を要する留学生ビザ、各種居住者ビザなどをお持ちであることが証明可能でしたら、更新可能ビジターライセンスを入手できます。オーストラリアの港に定期的に入港する貨物船の日本人乗組員ハム複数の皆さんが、入港先にある代理店(Agent)を住所にした更新可能ビジターライセンスをお持ちでした。

Note:
Visitors from some countries are now issued with an Electronic Travel Authority (ETA) instead of a traditional visa. For visitors travelling under an ETA, an Amateur licence will only be issued for a maximum of three months from the date of entry into Australia.


↑Noteに書かれているETAビザ(日本人観光客にも多い)などは、僅か3ヶ月限定運用許可・・・ということです。ETAではない数次観光ビザなどの場合でも、『有効期限』と『1回あたりの連続滞在可能期間』が一致するとは限らないことをACMAは知っています。
 

▼更新通知書/有効期限1年(標準)ライセンスの場合
 
■支払い方法のオプション
 
オンライン銀行振込
最近のライセンス更新料支払いオプションとして、銀行口座などのアカウントを使用したオンライン経由の電子決済『BPAY』がトップに上げられています(VK国内口座使用時は海外からでも可)。BPAYで更新手続きをするには、郵送されてきた更新通知書下端のPAYMENT SLIP右上のBPAYロゴ右側にあるBiller CodeRefが必要です

BPAY、以下のクレジットカード決済、郵送を利用した場合は、新しいライセンスが後日郵送されてきます(VK国内向け発送に限り、新ライセンス送付に関わる封筒や切手代はACMA側負担)。

▼クレジットカードで支払う
2004年の後半から【クレジットカードによるオンラインペイメント】が追加されました。ただし、免許期限が近づくとACMAから郵送されてくる新様式のライセンス更新通知書下端のPAYMENT SLIP部分右側に記載されている、一局ごとに発行されるClient identifierPayment referenceが手元にないとオンラインでのクレジットカード支払いはできませんのでご留意ください。
オーストラリア国内で人気のBank Cardに加えて、日本でも一般的なマスターカードビザカードが使用できます。


▼郵送する
郵送の場合は更新通知書に同封して、オーストラリアドル建ての銀行小切手・個人小切手・郵便為替などを送ればOKです。国内からでも海外からでも、『現金』を一般郵便物に同封することは禁じられていますのでご注意ください
。ここ数年、『今までと同じように、日本から現金同封で更新しようとしたら行方不明になってしまって、せっかく手に入れていた更新可能運用許可証を失効させてしまった』という複数の体験談を耳にしています。

海外から銀行小切手や外国為替を送った場合、豪州ドル建てだからと言って安心できません。銀行で現金化手数料を徴収されますので規定の料金に加えて10ドルぐらい余計に見積もっておかないと、取り扱い担当者によっては追加料金を請求されたり免許有効期間を短縮されてしまったりする事態も発生している様子です。VK国内発行の銀行/個人小切手や郵便為替でしたら更新通知書にあらかじめ記載されている金額と一致している限り、キッチリの金額で問題はありません。

ACMAオフィスに出向いて更新手続きをする
新制度下ではACMAカウンターに出向いての更新手続きがオプションの一覧から消えて、行政改革によって全国各地に点在していた地方カウンター数も激減した模様ですが、2006年12月の時点では【各地のACMAオフィス】へ直接出向いた場合、現金での支払いも『まだ』受け付けてもらえる模様です。
ただし、旧・ACA時代のように『すぐにその場で更新済ライセンスを手渡してもらえる』かどうかの保証はありません。
VK1ARAのライセンス更新にあたって、さまざまな交渉ごとやライセンスの申請で旧・ACA時代に通いなれたACMAキャンベラオフィスを訪問してみましたので以下の最新顛末記をご覧ください。 窓口に本人もしくは代理人が出向いた場合、旧・ACAでは更新申請受付後約10分前後で新しいライセンスを手渡してもらえました、・・・が↓
  

ライセンス更新のためにACMAキャンベラオフィスを訪問してみました(最新顛末記)

VK1ARAの5年間有効ライセンスが2006年12月15日で切れてしまうので、あわてて更新手続きに行ってきました。オンラインでも可能なのですが、昔馴染みの事務官や技官の皆さんと久しぶりにお茶でも飲みながら世間話でもしようかと昼休み前を狙って、気分転換ドライブとACAからACMAに看板替えしてからの最新情報収集を兼ねてノコノコと出かけてみたわけです。

キャンベラのACMA本部は市中心部から西に向かって車で15分ぐらいのBelconnenという街にあります。ここにはさまざまな政府機関が入居しているBenjamin Officeという複数棟で成り立つ『中規模お役所村』があって建物ごとにコンセプトカラーで分けられています。ACMAはその中のパープル(紫)ビルディング、旧・ACAから引き継いだオフィスなのですが正面玄関を入ってすぐの左側、一目瞭然の場所にあった無線局ライセンス関連の受付カウンターとエリアオフィスは閉鎖されていました。

更新通知書を片手に、総合案内カウンターらしきところで尋ねたところ見知らぬ案内オバサンが『無線局のライセンスはオンラインで更新してください』とのこと、『現金で支払いたいので・・・』と言ってみると、『ACMAになってから無線局ライセンスの発行と料金の受け取りが別部門に分かれたもので』ということで案内カウンター前のソファーでしばらく待たされました。仲良しだったベテラン職員の皆さんは合理化の結果、ほとんどがリストラになったり配置転換になってしまった模様でした。

内線電話で連絡してもらって待つこと10分間ぐらい・・・エレベーターから馴染みのない二人の女性が現れました。一人が統合経理部門、もう一人が無線局ライセンス部門担当の新入職員と自己紹介がありました。『料金きっちりの現金を用意しているか?』と尋ねられたので、『あいにく50ドル札ばかりで・・・』と答えると『おつりがないのよねぇ・・・』とため息混じり。12月14日にACMAのオンライン計算機】で表示された料金は5年間分で確か$259.90だったと記憶していたのですが、実際には$260を請求されました。ACMAに出向いて現金で支払う場合は、お釣りの必要がないようにキッチリの金額+微調整用の小額紙幣や小銭をあらかじめ準備していくのがベターかもしれません。

10セントぐらいの誤差には目をつぶることにして、黙ってソファーに戻りました。ライセンスは15分ぐらいで持ってきてもらえましたがお釣りがいくら待っても届きません。30分ぐらい待ってしびれを切らしかけたところにやっと届きました。『昼休みでみんなランチに出かけていて両替してくれるヒトがいなかった』んだそうです!。ACA時代には無料だった屋根付き駐車場もパーキングメーター化されていて、路上駐車でもないのに駐車違反取締りが行われていたりで世知辛くなっていましたよ。

そんなワケで『キャンベラ総本山だから安心!』なんてことはあんまり考えられないほうがよろしいのかもしれません。つい最近になってCrarence Streetから別の場所に移転したとかしないとかいうウワサのシドニーやオーストラリア各地の新しいACMA窓口がどうなっているのかの最新情報が寄せられておりませんが、新様式の更新通知書の支払いオプションから旧・ACA時代には記載されていた『窓口に出向いて更新手続き』という項目が削除されてしまったのは確かです。『ライセンス更新手続きはできる限りオンラインや郵送が手間が省ける上に無難かも』という印象を抱きました。

▲誰でも気軽に各地のエリアオフィス窓口に出向いてライセンス更新や新規開局の申請→すぐにその場でライセンス受領・・・旧制度下でのこんな光景は、 いつのまにか 『遠い昔に見た夢』になってしまうのかもしれません。ACMAになってからは、この窓口カウンターは閉鎖、その向こう側のエリアオフィスも空き部屋になっていました。
ACA時代は、オフィスから二十年来の顔なじみの皆さんがARAを見つけて出てきて親しげに話しかけてくる玄関横のカウンターで料金を払えば、キャッシュレジスターでおつりも問題なし、どこからともなく出てくる職員用コーヒーを片手にお互いの近況や世間話をしながらプリンターから新規発行や更新済みライセンスが印刷されて出てくるのを眺めることができました。ACMAになってから、ちょっと不便で寂しい思いをしているのはARAばかりではない様子です。
2006年12月14日
【ACMAメルボルンオフィス最新情報はこちら】
Fee
■ユニークな有効期限オプションと最新料金表(VK1〜VK8エリア一般局)

有効期間 合計料金
3ヶ月〜6ヶ月未満(更新不可) AU$40〜46
6ヶ月間(更新不可) AU$46.00
1年間(更新不可) AU$65.00
1年間(標準) AU$65.00
2年間(オプション) AU$126.00
3年間(オプション) AU$188.00
4年間(オプション) AU$249.00
5年間(オプション) AU$311.00
合計料金は2010年6月1日現在の目安です。
アマチュア局は、すべての包括クラスが同一料金(消費税免除)です。
合計料金とは、ライセンス+電波使用料などの総額です。
上記は【ライセンス更新料オンライン計算機】の表示結果です。
外国資格者の短期訪問運用などを除いたVK居住者一般申請の場合、新規開局申請・更新申請ともに免許人 の開局目的や個人的な都合・経済状況などによって有効期限が自由に選択できます。標準的な有効期限は1年間です。

一括先払いの場合は、長期間になれば僅かばかりの割引が適用される様子ですが、中途で廃局しても未償却期間分の返金はしてもらえない場合がほとんどです。 ここ数年でずいぶん値上がりしました。
 
【オンライン計算機】の料金表示は以下の通り『精度保証がされていません』のでご注意ください。

Disclaimer: This fees calculator is intended as a guide only. While every effort is made to ensure its accuracy, the ACA cannot guarantee the amounts shown will always be the amount you have to pay. Fees change from time to time as do the circumstances surrounding individual licence applications.
As appropriate, users should take whatever action to independently confirm the currency, accuracy and completeness of the amounts shown before relying on them in any important matter.
Users may check fees with their nearest ACA Regional Office. The fees and charges may also be calculated from the relevant determinations. These are the radiocommunications transmitter licence tax, receiver licence tax and charges determination.
 
※外国資格を基にして開局申請をするビジネス・観光目的などの外国籍短期訪問者には、原則として更新オプションの付かない3〜6ヶ月間の短期ライセンス(VKコールサインによる運用許可証)が発行されます。1年未満の短期滞在者用の運用許可証は、滞在期間によって最長1年まで申請可能ですが、この場合も『更新オプション』はありません。

※VK従事者資格所有者ならびに外国資格所有の1年以上の長期滞在者(1年以上の連続居住許可(1年以上の連続滞在を許可するVISA)を得ている留学生や駐在員など)には更新可能なVKコールサイン入り長期ライセンスが発行されます。外国資格の場合は『居住している国』がオーストラリア国内以外になった時点で、この更新資格が消滅するのが現在の『建前』です。コールサイン割り当てやライセンス(運用許可)料金はオーストラリア人も外国人も待遇は同じです。

※新規開局と再免許(更新)申請は、手続き方法が違っても同一料金です。