#01:多発したビール事件
 
オーストラリアでは一般的に請求書のことをBillと呼びます。
私が経営していた店のお客様方は自分から立ってキャッシャーに行くことをせずに「Bill Please!」ウエイイトレスをテーブルに呼んで支払いをすませたあと、チップをテーブルに残して立ち去る場合がほとんどでした。

特に、そのお客様がビールを飲んでいらした場合、Yes sir! と新しいビールの栓を抜いてしまう新人ウエイトレスの多かったこと…。 それでも「OK、せっかく持ってきてくれたんだからもう1本飲んでいくよ…。次はBeer じゃなくてBill だからね」とニッコリして下さるやさしいお客様が多かったのはさすがオーストラリア気質。

Beerは当然「ビアー」なのですが、Bill Please!と早口で言われると、「ビアーと言われても頭の中に浮かぶのはカタカナのビールですから、ビルと聞いて無意識のうちに冷蔵庫に走ってしまった・・・」と新人のウエイトレスさん達は口を揃えて言い訳していました。

ところが、もあるんです!
日本料理屋じゃない店で「ビールプリーズ!」と追加のビールを頼んだために、まだ食事も終えていないのに料理が片づけられて、あれよあれよという間にニッコリ笑顔と一緒に請求書が出てきてしまったという…泣くに泣けない話も聞いたことがあります。

日本人旅行者は、いつも超忙しいから…』と信じるオーストラリア人ウエイトレスさんが早合点してしまったようです。日本国内ですら、漢字日本語麦酒以上の地位を誇るカタカナ外来語ビール…、海外ではこんな面白い事件を巻き起こしています。

オーストラリアのレストランで、飲食料金支払い時に;
Statement please!とかInvoice please!、 はたまたHow much?なんて言っているのは、たぶん自称・英語通の日本人観光客の皆さん位のものじゃないですか…?!