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日本語では動物としてのブタは『豚』、食用の肉にかわった場合は『豚肉』でたいていは片付いてしまいますね。でも英語では、動物としての豚は『Pig』、そして食肉に加工された豚は『Pork』であって、決して『Pig
Meat』とは言いません。
『Cow』と『Beef
/ Veal』などの違いも同じようなものです。メニューは日本語のメニュー名をローマ字表記してある場合がほとんどでした。もちろん英文で詳細が説明されているのですが、面倒臭がり屋のお客様はいちいち読まずにウエイトレスさんに尋ねます。
たまたま私は隣のテーブルで、別の仕事の取引先の社長と打ち合わせかたがた食事をしていたのですが、メニューの『TONKATSU』を指差しながら料理の詳細を尋ねられた新人ウエイトレスさんの返事、『This
is flying PIG』を耳にして『うわぁ!、そりゃいったい何だ?』状態。
どうやらお客様は空を飛んでいる豚かなんかを想像されたらしくて興味津々、成り行きを見守っていたフロアマネージャーが飛んで行って『Breaded
pork cutlet』と言い直した時はなんだかガッカリされたように見えました。 一生懸命に『油で揚げた豚肉』と説明したかった気持は100%以上理解出来ますが、正しくは
Pig
じゃなくて Pork、Flying
じゃなくてFried。
外国人と面と向って緊張して慌てるとこれがなかなか出てこない上に、Fry
も Fly
もRとLの発音の区別が出来ない…。でも、『こんな面白いレストランがキャンベラにあったなんて…!』と、そのお客様はこのハプニングがきっかけとなって常連さんになって下さいました。
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